2022年度中国・四国支部
第23回夏季学術大会
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公益社団法人 日本放射線技術学会
中国・四国支部 支部長 西丸 英治
挨拶
この度,2020年度の「公益社団法人日本放射線技術学会 中国・四国支部」の支部長を拝命いたしました広島大学病院の西丸英治です.急遽の交代となりまして,新しい事務局と合わせて会員の皆様にはご迷惑をおかけすることもあるかと思いますがご理解いただければ幸いです.歴代の支部長,諸先輩方が築いてこられた中国・四国支部の活動を踏襲しつつ,より一層の活性化できるように努めてまいりたいと思っておりますので,会員の皆様のご支援,ご指導を頂きますよう,宜しくお願いいたします.
中国・四国支部は,中国地方5県,四国地方4県から構成されおり支部の中でも広域に広がっており,各地で開催される研修会等に参加しづらいのが課題であると感じています.現在,統計セミナーが行っているWeb形式での研修会は,この課題を解決するのに最も適していると思います。しかしながら,顔を合わせないという欠点もありますので今後内容を吟味しながらWeb形式の研修会開催を推進してまいりたいと考えます.
当支部では,全国でも代表的な研究や論文を多く発信している支部であると思います.これは,諸先輩方の努力の成果であり今後も継続できるよう努力していきたいと考えております.具体的には,研究をサポ―トするような体制(共同研究の推進,研究課題の提案からの研究発表,論文執筆等),特に診療放射線技師が少ない施設や興味はあるがなかなか研究を踏み出せない初学者が研究しやすくなる環境の構築を目指したいと思います.本部でもe-learningや土井先生による研究サポート等の研究支援事業もありますが,初学者ではなかなか敷居が高いと感じるのではないかと思います.そこで当支部で初学者の支援を行い,研究始める方々を増やし,中国・四国フォーラムで発表して頂き,会員同士で活発な意見交換が実現できればと思っております.また,前支部長が推進されておられた国際化についても今後も継続し,中国・四国から世界に発信できるよう様々なアプローチを検討して行きたいと考えます.また,中国・四国支部では,6の研究会(CT研究会,画像情報研究会,核医学研究会,MR研究会,放射線治療研究会,造影研究会)が様々な分野の専門性を高めるため,年間を通して活発に活動を行っており,多くの会員の皆様に有益な情報を発信しております.本学会は放射線技術学を探求する学会であり,この学術的成果は医療機関に訪れる患者さんに対して応用されることで社会に還元,貢献できると思います.今後も当支部では,より会員の皆様に有益な情報を還元できるよう活動を行きますので企画した研修会,セミナー等に積極的に参加して頂き,またご意見をフィードバック頂ければ幸いです.このような活動を通じて当支部は,より社会に貢献する団体を目指していきたいと考えます.
2020年3月1日