公益社団法人 日本放射線技術学会
中国・四国支部 支部長 岩永 秀幸
このたび、平成29・30年度「公益社団法人 日本放射線技術学会(JSRT)中国・四国支部」の支部長を務めることになりました山口大学医学部附属病院の岩永秀幸です。前上田支部長の後を受けて、支部長を拝命することになりました。大変な名誉なことでもありますが、一方では重責も感じております。支部長として会員の皆様の研究活動支援を始め、講習会やセミナーを積極的に開催し、未来につながる放射線技術の発展に少しでも寄与できればと考えております。
さて、JSRTでは、英語スライドや英語の口述発表を進めて参りました。その甲斐あってJSRT総会学会大会(横浜)では、英語スライドの100%化が実現し、英語の口述発表もまもなく50%に迫る勢いです。これも会員の皆様の弛まない努力の賜物であると感じております。しかし、放射線技術学の専門学術団体としては、最終目標は「学術研究論文」の刊行やオンラインジャーナルを公開することだと考えております。学術研究の成果を社会に公開することは学術団体としての義務であり、研究成果を広く活用して頂けることが学会の評価に繋がると考えております。会員の皆様には、研究成果を「英語論文」という形で、世界に発信して頂きたいと考えおります。
近年は、IT技術の進歩により日本語の研究論文が翻訳され引用される例も少なくありません。日本語であっても優秀な研究成果は、世界に発信できる可能性も高くなって来ています。ぜひ、会員のみなさまには言語を問わず「学術研究論文」という形で、ひとつでも社会に残して頂きたく思います。
学術研究は、決してひとりの力では成し遂げることはできません。「仲間」と「議論」が最も重要だと考えております。今後も中国・四国支部の仲間と多くの議論の中から、世界に羽ばたける優秀な研究結果を発信できればと考えております。
日々の進歩が著しい放射線技術において、中国・四国支部会員の皆様が活き活きと研究活動を行い、その成果を社会に還元できる研究支援活動を進めて参りたいと思います。
岩永 秀幸 (山口大学医学部附属病院)
平成29年4月29日