公益社団法人 日本放射線技術学会
中国四国支部 支部長 平田 吉春
この度、平成25・26年度「日本放射線技術学会中国・四国部会」の部会長を務めることになりました鳥取大学医学部附属病院の平田吉春です。平成21年度から部会長として活動させていただいて三期目となりました。
当部会の目的は、「放射線技術に関する研究および交流を進め,併せて放射線技術学の向上発展に寄与すること」であり、その目的を達成するために「1.研究発表会の開催、2.学術講演会の開催、3.放射線技術学に関する研究の奨励および指導、4.研究の奨励および研究業績の表彰」の事業を行なうことになっています。
部会の目的を遂行するための事業を活発に行うために、今年度から新たに理事を4名増やしました。部会の事業は夏季学術大会やセミナーなど山陽側で開催することが多く、そのために岡山県と広島県に2名ずつ新規の理事を増やしております。また、 “部会運営小委員会”を新たに組織しました。各県1名の合計9名がメンバーです。部会は役員(部会長、副部会長、理事、監事)、さらには準役員である6つの研究会(CT、画像情報、MR、放射線治療、核医学、造影)の代表者と新たに組織した部会運営小委員を加えて活発な事業を展開して参りたいと思っております。
日本放射線技術学会は、創立70周年の記念すべき時を迎えました。世界へ向けた学会となるべくグローバル化を進めていますが、地方部会である中国・四国部会も下部組織である以上、独自性を出しながらもそれを進めて行く必要があります。そのためには学会発表の英語化に向けて徐々にステップアップを図っていく必要があります。また、利益相反に関しても研究発表をする時の義務として、会員の皆様のご理解を得ながら進めていきたいと考えております。
研究は、学会で発表し研究内容を議論することが大切ですが、最終的にはその研究を多くの方々が閲覧できるように論文にすることが最も重要です。少しでも多くの方々に論文化を目指していただけるように、中国・四国部会として論文化の支援の取組をしてまいりたいと考えております。
部会事業として、夏季学術大会、そして秋季学術大会(技師会と共催でフォーラムとして開催)、さらには各種セミナーや講演会などの事業を通じて、会員の皆様と共に放射線技術学の向上発展に寄与してまいりたいと存じます。放射線技術学の分野は医療の中で大変重要な位置にあり、放射線技術学なくして病気の診断はできない状況となっております。その学問の向上と発展は、国民の健康維持に大きく貢献できるものであると信じております。その観点から我々部会がもつ役割は大変重要であると思っております。
会員の皆様のご意見を賜りながら、部会役員の協力を得て部会発展のために努力してまいりますので、これから二年間ご支援ご協力の程、宜しく御願い申し上げます。
平田吉春 (鳥取大学医学部附属病院)
平成25年5月